観光客で賑わうハイシーズンが落ち着き、京都が瑞々しい美しさに包まれる6月。
「雨の京都はちょっと……」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、実はこの季節こそ、心身を整えるのには最適なシーズン。
しっとりとした雨や朝露に濡れた青もみじ、生き生きと輝く深い緑の苔は、眺めているだけで日々の疲れを癒してくれます。
7月の華やかな祇園祭や本格的な川床シーズンを迎える前に、落ち着いた初夏の京都で自分をゆるめる。
そんな贅沢な旅を叶えてくれるのが、比叡山の麓に佇む「エクシブ京都 八瀬離宮」です。
今回は、京都駅から公共交通機関を使ってスマートにアクセスできる、梅雨の最上級のリトリートステイをご紹介します。
■ 京都駅から約35分の別世界。しっとり美しい緑に包まれる“静かな京都”へ

「エクシブ京都 八瀬離宮」が位置する京都市左京区・八瀬(やせ)は、古くから貴人の静養地として愛されてきた、豊かな自然と歴史が息づくエリア。
京都市内の中心部(四条や京都駅周辺)に比べて体感気温が低く、初夏から夏にかけても涼やかで心地よい風が吹き抜けます。
梅雨時ならではのしっとりとした情緒、そして涼を感じられるこのロケーションこそが、八瀬離宮の何よりの贅沢です。

ここまで聞くと、街なかから離れていてアクセスが大変そうに思えますが、「エクシブ京都 八瀬離宮」は、京都駅から公共交通機関を使って訪れることができます。
まずは京都市営地下鉄・烏丸線に乗り、国際会館駅へ(約20分)。そこからホテルの送迎バスに揺られ、15分ほどで到着。

エクシブのなかでも、和の趣と現代的なラグジュアリーが融合した「離宮」シリーズ。
「エクシブ京都 八瀬離宮」は、比叡の眼下に広がる美しい自然の中に建つ、現代の離宮です。

八瀬の深い緑と美しく調和するクラシカルな佇まい、ロビーへと続くキラキラ輝く通路に、胸が高鳴ります。


エクシブを象徴する、洗練されたレセプションでチェックインを済ませると、日常のせわしなさがすっと消え、特別な場所に迎え入れられた心地よい高揚感に包まれます。
■ 窓いっぱいの新緑と川のせせらぎ。八瀬の自然と溶け合う「スーパースイート」

今回滞在したのは、スーパースイートグレード(Sグレード)のお部屋。
広々とした贅沢な間取りとシックな空間に、磨きぬかれた御影石貼りの暖炉がしつらえられ、気品のあるインテリアが特徴的です。

何より素晴らしいのが、壁一面に大きく取られた窓から望む景色。
眼下には丁寧に手入れされた中庭が広がり、その向こうには雄大な山並みが連なります。

6月の雨粒を浴びて、生き生きと水分を含んだ木々の深い緑が視界いっぱいに広がり、耳を澄ませば、すぐそばを流れる高野川の清流のせせらぎが聞こえます。
まるで部屋そのものが、初夏の瑞々しい自然の一部になったかのよう。

部屋にいながら、八瀬の清らかなエネルギーを心ゆくまで満喫できる、まさに極上のプライベート空間です。
■ “魚の旨み”に感動する、「日本料理 京都 華暦」で「サスエ前田魚店」とのコラボディナー

「エクシブ京都 八瀬離宮」敷地内の「きらら橋」を渡ると現れる、離れのような佇まいの「日本料理 京都 華暦」で夕食を。
モダンな空間はガラス張りで、四季折々の表情を見せる美しい庭園を眺めながらゆっくりと過ごすことができます。

こちらでぜひ体験していただきたいのが、「前田 尚毅 × 篠原 勝利 コラボレーションコース」(1日10食限定/3日前の17:00までに要予約)。
世界のトップシェフたちが絶大な信頼を寄せる、静岡・焼津の老舗鮮魚店「サスエ前田魚店」の五代目店主・前田尚毅氏と、「日本料理 京都 華暦」の料理長・篠原勝利氏の情熱が共鳴して生まれたコースです。
エクシブの中でも、体験できるのはここ京都の華暦のみ。

このコースには、決まった「お品書き」はありません。
前田氏が、駿河湾で水揚げされた魚を、独自の緻密な仕立て(血抜きや温度管理、締め技)によって旨味や水分量を完璧にコントロールした状態で出荷。
篠原料理長が「この魚のためにこの料理で提供したい」と、その日の献立を立て、洗練された京料理へと昇華していきます。

どの魚も、口に含んだ瞬間のもっちりとした弾力と、噛むほどに溢れる甘みに驚かされるほど。
仕込みの段階から、口に運ぶタイミングでの食感や味が徹底的に計算されており、魚本来のおいしさがダイレクトに伝わります。



愛宕山麓の水で丁寧に出汁を取った金目鯛のお椀のなめらかな口当たり、絶妙な火入れでしっとりと半生に仕立てられた鰆、パリッと香ばしい甘鯛揚げ……。
この日だからこそ味わえる一皿の連続に感動が続きます。

全体を通して魚本来の“旨み”を活かしたシンプルで繊細な献立になっているため、後味まで軽やかなのも嬉しいポイント。 最後まで心地よく楽しめるコースでした。
素材本来の個性を極限まで引き出す前田氏の“情熱”と、それを京都の粋へと仕立て上げる篠原料理長の“感性”が調和し、余韻で胸がいっぱいになります。
心まで豊かに満たされる、これ以上ない贅沢なディナータイムとなりました。
■ 瑞々しい緑に癒やされる、京都らしい朝時間
翌朝は、「日本料理 京都 華暦」へ再び向かいます。
夜の幻想的な雰囲気から一転、大きなガラス窓から優しく透明感のある光がたっぷりと差し込む、清々しい空間に。

いただいたのは「和朝食膳」。
地元の食材をたっぷり使った、“京都らしさ”を味わえる御膳です。

明治30年創業の豆腐店「京豆腐 とようけ屋 山本」の豆乳を使った「胡麻豆乳鍋」(※)は、なめらかな舌触りで、大豆の自然な甘みが口いっぱいに広がります。
少し肌寒い朝にも嬉しい、寝起きの身体にしみじみと染み渡る一杯です。
※2026年6月13日(土)からは「蕃茄豆乳鍋」を提供予定。


目にも鮮やかなおばんざいや、特産の「京赤地どり」を使ったサラダも絶品!
品数が多くボリュームはたっぷりありながらも、優しい味付けと上質な素材ばかりなので、すっきりと軽く、心地よいエネルギーが満ちていく最高の朝ごはんとなりました。

朝ごはんを食べた後は、美しい中庭をお散歩。
「エクシブ京都 八瀬離宮」での滞在で印象に残っているのが、館内のいたるところに溢れる“緑”です。


建物と自然が一体となるように設計された敷地内は、どこを歩いていても瑞々しく、深呼吸をするたびに身体の中がクリーンになっていくよう。

梅雨の晴れ間に、中庭の散策路をゆっくりと歩く時間は、癒やしのひとときでした。
■ 清流と川床に“涼”を感じる、初夏の貴船へ

京都の夏の風物詩である「川床」は、川にせり出すように設けられた屋外席のこと。
なかでも“京の奥座敷”と呼ばれる貴船にある「貴船の川床」は、清流の真上に座敷が組まれるのが特長。
京都の市街地より10℃近くも涼しいといわれ、暑さを忘れて贅沢に食事を楽しめます。

「エクシブ京都 八瀬離宮」を拠点にすると、「貴船の川床」にもスムーズにアクセスできます。
ホテルから歩いて1分の、叡山電車・八瀬比叡山口駅へ。宝ヶ池駅で鞍馬線に乗り換え、貴船口駅へ向かうルートがおすすめ。


電車に揺られながら、窓の外の新緑を眺める時間は、涼やかなアクティビティのよう。
なかでも、市原駅〜二ノ瀬駅間にある「もみじのトンネル」は絶景です。


今回訪れたのは、貴船川の最上流付近に位置する老舗料理旅館「京・貴船 ひろや」。
貴船口駅からお店までは送迎バス(要予約)が迎えに来てくれるため、スムーズに川床へと向かうことができます。

清流の真上に広がる川床は、涼しさと澄み切った空気、そして青もみじの天井と川のせせらぎに包まれます。

この日の京都市内は30℃近くありましたが、そんな暑さとは無縁の、なんとも優雅な空間。
運ばれてくるお料理は、どれも涼を感じる美しい盛り付けが印象的です。

清流の美しさをそのまま写し取ったかのような、氷の器に美しく並んだお造り。

そして、川床料理の主役とも言える「鮎の石庭盛り」。
炭火でじっくりと焼き上げられた鮎が、まるで川を泳いでいるかのような、躍動感ある姿で提供されます。
皮目はパリッと香ばしく、身は驚くほどふっくら。“夏”を感じられる、感動的な体験でした。

流れる水の冷気を肌に感じながら、京都の夏の味覚を味わう時間。
豊かな自然と京料理を味わえる「ひろや」でのひとときは、特別な夏の記憶となりました。

「エクシブ京都 八瀬離宮」では、〈京・貴船「ひろや」川床ランチ付パッケージ〉をご用意。
エクシブの夕朝食に加えて、「ひろや」でのエクシブ特別会席を楽しめる宿泊プランです。
詳細はこちらからご覧ください。
■ 心と身体を整える、初夏の京都リトリート

観光地として賑わう京都も魅力的ですが、6月の京都にはまた違った美しさがあります。
瑞々しく静かに佇む青もみじの美しさに心を満たされ、初夏ならではの穏やかな時間を味わう。
そんな過ごし方をしたい方にこそ「エクシブ京都 八瀬離宮」はぴったりの場所だと感じました。

お品書きのない一期一会のコラボコースや、季節の京料理を味わう特別なひととき。唯一無二の食体験は、旅の特別な思い出になりました。
本格的な夏を迎えるこれからの季節。ぜひ、京都・八瀬の美しい緑と“涼”を求めて、心身を満たす旅に出かけてみませんか?


































