施設名
2022.06.09
#サンメンバーズ京都嵯峨

父の日には家族旅行をプレゼント。新緑の京都を五感で堪能する大人旅へ。

KEYWORD

言葉にして感謝を伝えるのは照れくさいけれど、長年家族を支えてくれている父へ感謝の気持ちを込めて、今年の父の日は「京都への家族旅行」をプレゼントすることにしました。自然豊かで観光地からのアクセスも良い嵯峨エリアに位置するホテルを拠点に、嵐山や八瀬の柔らかい新緑に癒されたり、京都市内の散策を楽しんだり。

食事の度に昔の思い出話に花を咲かせ、新緑の中を歩いている両親の嬉しそうな後ろ姿を見ることができ、「家族が一緒に過ごす時間」が一番の贈り物かもしれないと思えた旅になりました。

■ ラウンジやロビーでゆったりとくつろぐ

今回宿泊したのは、渡月橋や竹林の小径などの大人気観光スポットから車で5分ほどの「サンメンバーズ京都嵯峨」。

京都駅からも車で30分ほどというアクセスの良さと、京都の地のものを生かした贅沢なお料理が魅力のお宿。

チェックインを済ませてから、まずはラウンジへ。落ち着いた雰囲気のラウンジは、囲炉裏風のインテリアや障子の向こうから溢れる光が京都らしさを感じられる空間になっています。

「嵯峨野カフェ 甘味セット」をいただきティータイムを。九つの彩り豊かな豆皿に乗った甘味が、長旅で疲れた体にじんわりと染み渡ります。和菓子好きの父は、このおもてなしをとても喜んでくれました。

※こちらのセットは、前日17時までの予約が必要なのでご注意ください。普段、ラウンジではアイスクリームとぜんざいがいただけます。

ラウンジでお腹も心も満たされた後には、お部屋に向かう前にアートギャラリーへ。伝統技術を使ったバリエーション豊かな展示品は、購入も可能。ホテル内でその土地ならではのお土産を買うことができるのも、嬉しいポイントですよね。

■ 京都の山々を望むお部屋で過ごすひととき

両親と私の3名でも宿泊できるデラックスツインのお部屋へ。窓から京都の山々を眺めたり、リビングルームでティータイムを楽しんだりと、これからの予定を確認しながらゆったりとした時間を過ごします。

お部屋を案内してくださったスタッフさんが、「毎年8月16日には五山の送り火と言って向こうの山に鳥居の形が浮かび上がるんです」とお部屋からの眺めについても説明してくださいました。新緑の山もとても美しく楽しませてもらいましたが、夏に来てもさらに緑の深まった山を楽しめるのだろうな、と思いを馳せます。

シンプルでクラシカルな、居心地の良い寝室。夜は、楽しかった1日の出来事を振り返りながらぐっすりと眠りにつきました。

■ 地のものをふんだんに使ったお食事の数々

サンメンバーズ京都嵯峨の魅力を語る上で忘れてはいけないのが「食」へのこだわり。京都の食材を使った驚きと感動の連続のお料理は、宿泊する方みなさまにお勧めしたいほどのお味でした。

<ディナー>

まずは、夜にいただいた「旬コレクション」のコースをご紹介します。

見た目も美しい、この時期の京都の新緑をイメージさせるような上品な先付けからスタート。京みず菜とかぼす、帆立が絶妙にマッチしたお浸しで口の中に爽やかな風が吹きます。

特に感動したのが、土佐醤油でいただく本鮪と天然真鯛。肉厚でクリーミーさも感じられる濃厚な味わいに、甘味のある土佐醤油が絡み合い、両親も私も感激のお味でした。

「日本料理 嵯峨」での名物メニュー、「山椒の小さな茶碗蒸し」。粉山椒が鼻に抜けていき、旨味が舌と喉に染み込んでいきます。メインの前に、ふっと深呼吸できるような一皿にじんわりと心落ち着きます。

お腹いっぱいなはずなのに、あまりに美味しくぺろりと食べられてしまうのが不思議。近江牛とクレソンの鍋は、こっくりとした味ながらもさっぱりとしたクレソンとの組み合わせがパーフェクトでした。

今回のコースを通じてプレートとして使われていた大皿の柄は、実はホテルから見える嵯峨の山々をイメージしたデザイン。そしてお漬物が載っている小皿は、京都の風物詩が描かれているのです。お味だけでなく、こういった遊び心のある工夫を潜ませて、気づいた人を楽しませてくれるおもてなしに、さらに感激しました。

最後の〆は、蛍烏賊の釜炊きご飯。混ぜた時に、蛍烏賊のイカ墨がご飯に染み込み、深い旨味が楽しめる至福の一品でした。

食後の、濃厚なマンゴープリンとわらび餅を楽しんでいると、レストランから父の日のサプライズが!人生初のサプライズプレートに、父も喜んでくれました。約2時間かけて積もる話をしながら楽しませていただいたディナーの締めに素敵なサプライズをもらって、家族にとって最高の思い出になりました。

<朝食>

翌日の朝食は、「名物湯葉豆乳雑炊と焼きたてふわふわ出汁巻卵の美朝食膳」をいただきます。

前日のディナーで満腹だったお腹に染み渡る、優しく健康的な美朝食。さっぱりしながらも驚きと感動のある味付けに舌鼓を打ちながら、お皿の美しさにも心踊ります。

湯葉が使用された雑炊は、4種類の薬味で味変を楽しみながらいただきます。特に塩昆布のしょっぱさと豆乳鍋のコクのある味わいが最高の組み合わせ!

食後は、抹茶のプリンと宝石のようなフルーツを。完全にエネルギーチャージされた心と体で、京都観光にいざ出発!

1.京都らしい街並みが楽しめる「渡月橋」

ホテルから車で5分の場所にある「渡月橋」。父は、十数年ぶりに来たとのこと。夫婦2人で川のほとりに座り、新緑の美しい山と、その手前にかかる渡月橋の絵画のような風景を楽しんでいました。

渡月橋の周辺にはたくさんの道が走っており、人力車と日本家屋の京都らしい街並みを歩いて散策することができます。地図にはない細い道に入ってみたり、と気分に任せた散歩が楽しめるのも魅力の一つ。

<アクセス情報>
京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町1−5
サンメンバーズ京都嵯峨から車で5分


 

2.夕方〜夜に訪れたい「キモノフォレスト」

渡月橋から歩いて5分の、京福電鉄嵐山線・嵐山駅内にある「キモノフォレスト」。京友禅の生地をアクリルで包んだポール約600本が立ち並び、林に見立てたもの。特に暗くなってきた時間帯からは、ポールの内側からライトが灯され、幻想的な空間に。

嵐山エリアに寄った際は、ぜひ一度見てみてほしいスポットです。

<アクセス情報>
京都府京都市右京区嵯峨天龍寺造路町20−2
サンメンバーズ京都嵯峨から車で5分


 

3.嵐山の大人気観光地「竹林の小径」

約400mに渡って悠然と続く竹林。竹林を縫うようにして続く細い遊歩道を歩いていると、風が竹の葉を揺らすさらさらという音が心地よく、別世界に来たような気分に。

写真を撮ったり、行きと帰りでまた違った風景を楽しんだりしていると、あっという間に1時間が過ぎてしまいました。趣のある静かな雰囲気を楽しむなら、早朝や夕方がオススメです。

<アクセス情報>
京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町
サンメンバーズ京都嵯峨から車で5分


 

4.エクシブ京都八瀬離宮で楽しむランチ&アクティビティ

2日目のランチは、サンメンバーズ京都嵯峨から車で30分ほどの場所にある「エクシブ京都八瀬離宮」のテラスでイタリアンを、父の日ということで、今回は特別なコースをいただきます。山や緑に囲まれた京都の奥座敷・八瀬で、静かで優雅なひとときを過ごしました。

まるで夏の花畑をぎゅっと凝縮してガラス箱に閉じ込めたような、惚れ惚れとする美しさの前菜。京都のお隣、滋賀県の琵琶マスやオマール海老を贅沢に使った満足感たっぷりの一品でした。

クレソンとイカのパスタは、実はソースにもホタルイカが使われているそうで、こっくりと深みのあるソースが美味しさの鍵。上に乗ったクレソンとパスタのグリーンは、八瀬の新緑を思わせるような爽やかな見た目で、味も見た目も二度美味しく味わえました。

楽しみにしていたお肉料理は、柔らかい牛ヒレ肉のグリル。豚肉のほほ肉を使ったソースにもこだわりが込められていて、付け合わせのお野菜、ソース、お肉が三位一体となって全てのバランスがベストに整えられたお料理に大満足。

そして、お腹いっぱいになった後は、ティータイムを続ける父を残して私と母はエクシブ京都八瀬離宮内にある、陶芸アトリエ「和楽」へ。

実は父には内緒で、父の日のギフトとして夫婦でお揃いのお茶碗を作ることに!母も私も陶芸は初めてだったのですが、優しいスタッフさんが一緒に教えてくださり、最初から最後まで自分で作品を作り上げることができます。

約1時間の体験で、2つのお茶碗が完成!釉薬の色を選び、作品の底には自分の名前やプレゼントする相手の名前を刻むことも可能なので、世界に一つだけの作品が出来上がるのです。手作りのお茶碗は、職人さんの手で仕上げてもらい1ヶ月ほどで自宅に届きます。届いた時の父の反応を楽しみに、私たちはアトリエを後にしました。

エクシブ京都 八瀬離宮ホームページはこちら

<アクセス情報>
京都市左京区八瀬野瀬町74-1
サンメンバーズ京都嵯峨から車で30分


 

5.新緑を楽しむなら外せない、「瑠璃光院」

春には桜、夏はあふれる緑を、秋には紅葉、冬は雪景色…と四季を通じて姿を変える自然と数寄屋造りの建物が織りなすアートのような美しさが必見の、「瑠璃光院」。鏡のようなテーブルに映った、新緑と木漏れ日が幻想的。

有名なテーブルのリフレクションだけでなく、縁側からの庭園や窓から見る八瀬の山々など、切り取りたくなる景色がたくさん。黄緑や深みを増した緑…この季節にしか見られない緑のグラデーションを、ぜひ実際に見てみてください。

<アクセス情報>
京都府京都市左京区上高野東山55
サンメンバーズ京都嵯峨から車で30分


 

6.何度行っても新しい魅力が見つかる「清水寺」

京都で最も人気と言っても過言ではない清水寺ですが、実は、敷地内には何度訪れても楽しめる、隠れたおすすめスポットがたくさん。

西門から眼下を眺めると、晴れた日には京都市内から大阪・梅田方面まで、山に囲まれた街並みが。本堂の舞台からの自然溢れる眺めはもちろんですが、街を眺めるならここがベストスポットです。

青い空に映える、朱色の屋根と新緑。新緑の溢れる夏の始まりは、緑だけでなく三重塔や音羽の滝近くの茶屋の朱色の魅力もさらに際立ちます。いつもとは違ったルートで回ってみることで、新しい魅力を発見できるはず。

本堂からの圧巻の景色や三重塔のディテールは何度見ても飽きません。数年前に塗装し直した三重塔は、久しぶりに見ると吸い込まれるような艶やかさでした。瓦屋根の上に佇む、「水の守り神」を意味する竜のモチーフもぜひ見つけてみてくださいね。

<アクセス情報>
京都府京都市東山区清水1丁目294
サンメンバーズ京都嵯峨から車で30分

旅先の定番・京都で、嵐山や八瀬といった落ち着いた大人なスポットをメインに回った今回の旅行。汗ばむ陽気の中、竹林で感じた涼しい風やホテルでの食事への感動は、両親、私ともに五感に深く刻まれて、一生忘れない思い出になりました。

父の日をきっかけに、ご両親へ日頃の感謝を込めて、ゆったりと流れる時間の中で京都の歴史や味覚を味わうスペシャルな旅をプレゼントしてみてはいかがでしょうか?

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Written by
フォトグラファー&ライター
Fumi