自然とアートに触れ、秋を味わう。「サンクチュアリコート高山 アートギャラリーリゾート」で美意識を育む夫婦旅
KEYWORD芸術や美食を楽しみたくなる秋。
そんな季節に夫婦で訪れたのは、岐阜県高山市にある「サンクチュアリコート高山 アートギャラリーリゾート」。
2024年3月に開業した、ホテルと美術館が一体となったリゾートです。
併設の美術館でアートに触れ、夜は秋の味覚に舌鼓。
翌日は、らくらく移動で上高地へと足を延ばして、ハイキングを楽しむ“秋満喫”な1泊2日を過ごしました。
心地のよい穏やかなホテルステイと、秋を感じるアクティビティ。
「サンクチュアリコート高山 アートギャラリーリゾート」を拠点に、どちらも楽しむ秋旅をご紹介します。
Day1
■14:00 チェックイン前に「オータムアフタヌーンティー」を堪能

「サンクチュアリコート高山 アートギャラリーリゾート」を訪れるなら、ぜひ体験したかったのが、”食べる美術館”をコンセプトにしたアフタヌーンティー。
併設の「飛驒高山美術館」の収蔵作品から着想を得た、スイーツとセイボリーを味わえます。

荷物を預けて向かったのは「イタリア料理 リストランテ オッツィオ」。
白とブロンズが輝く空間から、雄大な北アルプスの山並みを望めます。
15時のチェックインを待たずに、ホテル滞在を始められる贅沢なひとときです。

眺望にうっとりしている間に、スタンドがテーブルに到着!
扉を開けると、飛驒高山美術館のシンボル「シャンゼリゼ・ショッピング・アーケイドの噴水」をかたどった飾りを上段に、季節のスイーツとセイボリーがずらり。
華やかな出で立ちに心躍ります。

私が訪れた時期は、エミール・ガレとドーム兄弟の幻想的なガラス作品がスイーツに大変身!
このあと美術館で出会う作品を、先に味覚で予習する。
ほかではできない体験に、ワクワクしながら味わいました。

(左から)
・《マスカットのケーキ》エミール・ガレ水差し「葡萄」
・《ムース・ポティロン・ノワゼット》ドーム兄弟 花器「西洋かぼちゃ」
・《栗のモンブランシュークリーム》エミール・ガレの花器「キャベツの葉」

芸術作品のような美しさに見惚れつつ、味も絶品。
セイボリーの「飛騨牛クロケット」や岐阜県のブランド豚「結旨豚のリエット」では、お肉の旨みを堪能しました。

名残惜しくも、アフタヌーンティーはここまで。
モチーフになった作品の実物はどんなものなのか、このあとの鑑賞に期待が高まる時間となりました。
■15:00 客室温泉付きの「ラグジュアリースイート」へ


アフタヌーンティーを楽しんだあとは、チェックインのためレセプションへ。
ガラスアートがずらりと並ぶ回廊を抜けた先に広がるのは、邸宅の居間をイメージした大空間。
高い天井と上質な静けさに包まれ、特別な滞在になる予感を抱きながら客室へ向かいます。


今回滞在したのは、「ラグジュアリースイート」のお部屋。
白とブロンズ基調の洗練された室内と、窓の外に広がる青々とした北アルプスの山々。
そのコントラストが美しく、夫婦でしばらく窓際から景色を眺めていました。

広々とした大理石の洗面台の横には、ウォークインクローゼットも完備。
連泊や大人数での滞在など、荷物が多い場合も安心です。

しかもこちらの客室は、天然石のバスタブを備えた温泉付き。
好きなタイミングで気兼ねなく温泉を楽しめるのは特別感があります。
このあとは美術館へ向かうので、入浴は夕食後に。
日が暮れるのが待ち遠しくなりました。
■16:00 「飛驒高山美術館」で、アール・ヌーヴォーの世界に浸る

ホテルに併設された「飛驒高山美術館」へ。
私たち夫婦が訪れたときは、企画展「ジャポニスムとアール・ヌーヴォーの巨匠たち 〜東洋と西洋の自然への想い〜」の開催期間中でした。


照明を落とした空間に浮かび上がる、エミール・ガレをはじめとするアール・ヌーヴォーの巨匠たちによるガラス芸術作品の数々。
見る角度を変えるたびに、スポットライトの光を受けて表情が移ろう姿に、しばらく見入ってしまいました。

アフタヌーンティーで、ひと足先に“味わった”作品も発見!
スイーツの再現度の高さに驚きながら、味の記憶と実物が重なりあう素敵な時間を過ごしました。

(左から)
・エミール・ガレ水差し「葡萄」
・ドーム兄弟 花器「西洋かぼちゃ」
・エミール・ガレの花器「キャベツの葉」
■19:00 「リストランテ オッツィオ」で秋の味覚に舌鼓

ディナーは、アフタヌーンティーでも訪れた「イタリア料理 リストランテ オッツィオ」にて。
光が差し込む日中とは一変し、夜は照明を落としたエレガントな空間へと表情を変えていました。


いただいたのは、「サンクチュアリコート高山 アートギャラリーリゾート」の開業2周年を記念したプレミアムコース「秋の贈り物(Art Gallery Platinum Dinner)」。
わさび田サーモンや安曇野キャビアといった長野県産の恵みにはじまり、蝦夷アワビや北陸産甘鯛まで、全国の食材を贅沢に盛り込んだ逸品が続きます。

メインは「飛騨美濃特産名人が育てた飛騨牛と山梨県産黒毛和牛の食べ比べ」。
2027年3月に開業予定の「サンクチュアリコート八ヶ岳 レジデンシャルリゾート」とのコラボレーションで、日本を代表する和牛2種を一度に味わえる贅沢な一皿です。

脂にまで旨みが乗った濃厚な味わいの飛騨牛に、噛むほどに爽やかな旨みが広がる黒毛和牛。
どちらが好みかを夫婦で話しながら、食べ比べてはじめてわかる違いをゆっくりと味わいました。

コースの締めは、「マスカットとマスカルポーネのデュオ ピスタチオアイスと共に」。
こちらも「飛驒高山美術館」が収蔵する、エミール・ガレの水差し「葡萄」から着想を得たドルチェです。

アフタヌーンティーで出会ったのと同じ作品が、まったく違う姿で登場!
一日のはじまりから終わりまで、芸術が食卓に並び続ける。
アートギャラリーリゾートならではの特別な体験だと感じました。

■21:00 ディナーの余韻と共にバーへ

ディナーの余韻そのままに、バーへ。
天井の高い開放的な空間で、声のトーンも自然とゆるやかになります。

私が選んだ「飛騨セレブレーション」は、梅リキュールの優しい甘酸っぱさに、高山オリジナルシャンパンのきめ細やかな泡を重ねた一杯。
夫が注文した「さるぼぼネグローニ」は、飛騨の守り神「さるぼぼ」と、猿の名を持つクラフトジン「モンキー47」を掛け合わせたネグローニです。

「飛騨セレブレーション」は華やかな味わいで、デザート代わりにちょうどいい一杯。
「さるぼぼネグローニ」は、ビターとスイートのバランスが取れた大人の味わいでした。

今日1日の出来事を振り返ったり、今年の残りをどう過ごしたいかを話したり。
普段はなかなか落ち着いてできない会話を、時間を気にせず話せるこの瞬間こそが、夫婦旅のバータイムの楽しみです。
Day2
■6:30 北アルプスの朝焼けとともに目覚める

雨予報だった2日目の朝でしたが、うっすらと陽の光が差してきました。
早起きして、朝食前にコーヒーを一杯。

窓の外は、一面の緑と北アルプスの山々。
こうして景色を眺めるだけの朝の時間が、旅のいちばんの贅沢かもしれません。
■7:30 「日本料理 飛匠」で和朝食膳を


朝食は、「日本料理 飛匠」にて。
木格子越しにやわらかな光が差し込む、和モダンな空間です。
席に着くと、目の前に広がる北アルプスの稜線を一望でき、気持ちのいい朝を迎えられました。


「お目覚めの生ハーブティー」からはじまり、“三騨”お重の蓋を開けると、「キングサーモン幽庵焼き」を中心に色とりどりのおかずがぎっしり!

飛騨地方の郷土料理「恵那地鶏を使った朴葉みそ焼」は、朴葉の上で味噌を炙ると、パチパチと音を立てながら立ち上る香ばしい匂い。
少し焦げたところを釜炊きのごはんにのせれば、それだけでごはんが進みます。
「飛騨こうじ味噌のきのこ汁」を合わせて、身体の芯から温まる朝食となりました。

このあとは、秋のアクティビティへ。
しっかり腹ごしらえをして、チェックアウトの準備をします。
■9:00 バスツアーで上高地へ出発

チェックアウトを済ませ、ホテルからバスに乗り込みます。
向かう先は、初秋の上高地。
「サンクチュアリコート高山 アートギャラリーリゾート」では、ホテル発着の送迎付きバスツアーで、上高地をはじめとした周辺観光ができるんです。

今回利用したのは、ホテル〜上高地〜名古屋駅を結ぶプラン。
乗り継ぎなしで目的地まで直行でき、帰りは名古屋駅まで送り届けていただけます。
上高地は自然保護のためマイカーの乗り入れが禁止されているので、ホテルからそのまま向かえて、移動の負担が少ない分、現地での時間をたっぷり使えるのは嬉しいポイントです。

■10:30 初秋の上高地でハイキング

バスに揺られること1時間半、長野県松本市の上高地に到着しました。
清らかな梓川と、3,000m級の穂高連峰が織りなす、日本有数の山岳景勝地です。

まず向かったのは、大正池。
1915年の焼岳の噴火で、梓川がせき止められてできた池です。
あいにくの曇り空でしたが、それでも水面には焼岳と穂高連峰がくっきりと映り込み、これからのハイキングへの期待が高まります。

歩き出してしばらくすると、穂高連峰を望むスポットに到着!
運良く雲が切れ、青空がのぞきはじめます。
西穂高岳や前穂高岳、明神岳などが連なり、緑の濃い山肌まで見渡せました。

まだ夏の名残が残る緑道も、感じる風はもう秋の涼しさ。
自然を全身で感じ、夫婦でたわいもない話をしながら歩みを進めるこの時間が、とても心地よかったです。

そして、今日の最終目的地である、上高地のシンボル「河童橋」に到着!
穂高連峰、岳沢、梓川の流れが一度に見渡せる、まさに絶景ポイントです。
2時間弱の心地よいハイキングの締めくくりにふさわしい雄大な景色に、夫婦共に思わず笑みがこぼれました。

橋を渡ってすぐの「カフェ小梨」で昼食を。
信州産石臼挽きのざるそばと岩魚そばで、旅の最後の一食をゆっくりと味わいます。

食後は、近くの土産物店で購入した「河童アイス」と「河童焼」を実食!
このような可愛らしいご当地グルメも欠かせません。
河童橋の周辺にはカフェや土産物店が揃っていたので、バスを待つ時間も買い物を楽しむことができました。
■13:30 送迎バスで名古屋駅へ

送迎バスに乗り込み、帰路につきます。
1時間半ほどでホテルに着き、途中サービスエリアで休憩を挟みながら、3時間弱で名古屋駅に到着しました。


アクティビティの後なので、バスで駅まで送り届けていただけるのがとてもありがたかったです。
旅程に合わせてルートを選べるので、ぜひ利用してみてはいかがでしょうか。
■ 旅を振り返って

アートに、美食に、大自然に。
夏から秋への季節の移ろいを、余すことなく五感で味わう2日間になりました。
喧騒から離れた場所で、同じものに心を動かされる。
穏やかで満ち足りた時間が、夫婦の思い出にまたひとつ加わったような気がします。
そんなワンランク上の旅を、ぜひ「サンクチュアリコート高山 アートギャラリーリゾート」で体験してみてください。

































